就職や転職に有利な資格はこれ!
「役立つ資格」と「役立たない資格」がわかってきたところで、具体的にどんな資格をとったらいいのか、を考えていきましょう。
もちろん自分の適性や目指す仕事に関連性のあるもの、現在の仕事のスキルアップにつながるものなどの中から「役立つ資格」を選ぶことが大前提。
なんでも手当たり次第に取得しようとするお金と時間のある人は別ですが、「この資格取得でどんな将来の展望が開けるのか」そこまでをイメージして選ぶのがコツです。
取得のしやすさ、実践度など総合的に判断した、おすすめの資格をランキング形式でご紹介します。
1.日商簿記2級以上
難易度★★★☆☆
日商簿記は商工会議所が実施している「公的資格」です。日商簿記2級を取得すると、経理において高校程度の商業簿記、工業簿記の知識があるとみなされます。
合格率は10%~35%程度。
ちなみにもう少し有利なのがもちろん日商簿記1級。
こちらは大学卒業レベルの商業、工業簿記とみなされます。
2.MOS
難易度★★☆☆☆
MOSはMicroSoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の略。民間の資格で採用の決定打にはなりませんが、一般的なパソコンワークのスキルがあると判断されることで、採用する側に安心感を与えます。
MOSはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)があり、エキスパートの方は一歩踏み込んだマニアックな知識があるとされます。
パソコン業務が主な職種であれば持っていて損はない資格でしょう。普段からパソコンを利用している人なら難易度はさほど高く感じません。
3.宅地建物取引士
難易度★★★★☆
通称「宅建」と呼ばれる資格で、宅地建物取引業法に基づき定められた国家資格になります。
不動産業界のみならず、多くの企業で取得が推奨されている資格でもあります。
多くの企業で有利になる点で非常に役立つ資格と言えるでしょう。
4.TOEIC(800点以上)
難易度★★★★☆
TOIECは Test of English for International Communicationの略で、合否が判定される資格とは違いますが、英語でのコミュニケーション力を検定する試験です。
民間資格ではありますが、企業の応募条件にTOIEC〇点以上などを提示しているところもあります。
就職に有利なのは800点からといわれていますが、なるべく高い点数を狙っておきましょう。
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5.社会保険労務士
難易度★★★★★
社会人の受験者が6割にも及ぶ国家資格、通称「社労士」。国家資格の中でもニーズが高く、難易度も高い資格です。
社労士は社会保険における法律、人事、労務管理のスペシャリストで、就職に有利なのはもちろん、独立も可能な資格です。
6.ITパスポート
難易度★★☆☆☆
ITパスポートは基本的なパソコンスキル。国家資格である情報処理技術者試験の1区分です。
難易度は普段からパソコンを扱っている人には低く、パソコンを使い慣れていない人には普通。積極的なアピールになるというより、採用を決める際の安心材料の一つになります。
7.中小企業診断士
難易度★★★★★
中小企業診断士は中小企業支援法に基づく国家資格です。
合格率は20%前後とはいうものの、受験している人は「社労士」や「公認会計士」などの有資格者も多く学歴の高い人が中心。
独学での取得もかなり努力しないと厳しいものがあります。それだけに取得すれば就職、転職において非常に有利に働きます。