まずは少ない資金からFXを始めたい!
「1万円~10万円といった少額資金からFXを始め、ゆくゆくは大きな利益を狙いにいきたい。」とお考えの方も多いでしょう。
そこで、少額資金からFXを始める方に必見のFX業者の選び方をご紹介します。
まず大前提に、FX業者には国内業者と海外業者があります。
国内業者と海外業者の決定的な違いは、レバレッジです。
国内業者ならば、かけられるレバレッジは25倍が上限です。
ところが海外業者なら、500倍や888倍といった高いレバレッジをかけることができます。
1万円や5万円、10万円といった少額資金から初めて、将来的に大きな利益を狙いにいくのなら、このレバレッジが必要不可欠です。
25倍までしかかけられない国内口座だと、比較的大きな元手がないと厳しいのが現実です。
具体的にイメージしやすいように、元手資金が”1万円”だと仮定し、国内証券会社のレバレッジ25倍の場合と、海外証券会社のレバレッジ500倍の場合とで、比較シミュレーションしていきます。
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【1万円(資金)×25倍(レバレッジ)=25万円分】の取引が可能です。
では、25万円の取引で、実際どれくらいの利益が出せるのか、シミュレーションをしていきます。
例えば1ドル110円の時に、25万円分のドル(2272ドル)を買い、110.5円の時に円を買い戻したと仮定しましょう。
計算すると、
(110.5円×2272ドル=251056)-(110円×2272ドル=249920円)=1136円(利益額)
利益額は1,136円となりました。
110円⇒110.5円と50銭(50ピプス)とったとしても、わずか1136円の利益にしかなりません。
1日に50ピプスを取るのは、プロのトレーダーでもかなり厳しい数字です。
それだけの値幅を取ったとしても、これだけの額にしかなりません。
現実的な数字である10ピプスや20ピプス程度で計算すると、わずか数百円程度の利益にしかなりません。
では次に、レバレッジ500倍の海外FX業者の場合を計算してみましょう。
【1万円(資金)×500倍(レバレッジ)=500万円分】の取引が可能です。
では、500万円の取引で、実際どれくらいの利益が出せるのか、シミュレーションをしていきます。
レバレッジ25倍の時と同様に、1ドル110円の時に500万円分のドル(45454ドル)を買い、110.5円の時に円を買い戻したと仮定しましょう。
計算すると、
(110.5円×45454ドル=5,022,667円)-(110円×45454ドル=4,999,940円)=22,727円(利益額)
利益額は22,727円となりました。
海外口座の場合だと、元手1万円でも22,727円の利益を出すことができました。
このように、小資金で始める場合には、レバレッジが非常に重要だということがお分かり頂けたかと思います。
「レバレッジが高いと危ないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
資金の変動は、【レバレッジ×ロット数】によって変わってきます。
自分にとって無理のない範囲で、ロット数を設定すれば大丈夫です。
また、海外FX業者の場合も、最大レバレッジが500倍や800倍に設定できるだけであって、国内業者同様に、25倍に設定したり50倍や100倍に設定することも可能です。
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海外FX業者の最大の魅力【ゼロカットシステム】
ほとんどの海外FX業者は、ゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットシステムとは、万が一大きな損失を喰らって口座残高がマイナスになってしまった際に、0円にリセットされる仕組みのことです。
分かりやすく言うと、”借金の帳消し機能”です。
このシステムがあれば、スイスショックの時のような急な相場変動によって、FX口座に入金していた金額以上の大きな損失を出してしまったとしても、”追証”と呼ばれる追徴金を払わなくて済みます。
この、ゼロカットシステムという後ろ盾があることによって、少額の資金でハイレバレッジをかけたトレードがしやすくなります。
この投資家にとってメリットでしかないゼロカットシステムですが、実は、国内のFX業者で採用している会社は1社もありません。
国内のFX業者の場合、万が一口座残高以上の損失を出してしまった場合、マイナスになってしまった分を、しっかり払わなくてはなりません。
これはある意味、これからFXを始める初心者の方にとっては、国内業者よりも安心であると言えるかもしれません。
ここまでは海外FXをプッシュする形になってしまいましたが、国内業者にもメリットがあります。
それは、”税制面での優遇”です。
国内のFX業者は申告分離課税と言って、どれだけ利益を出しても収める税金は利益額の20%で済みます。
ところが海外fxの場合、利益額が雑所得扱いとなってしまい、通常の所得と同じように累進課税が適用されてしまいます。
この表に当てはめると、FXでの年間の利益が330万円以下であれば、雑所得扱いになる海外FX業者がお得であり、330万円~695万円であれば国内業者と海外業者はどっこいどっこい、695万円以上であれば、国内業者の方がお得になります。
(※話がややこしくなってしまうので、FX会社のスプレッドや手数料、各種税金の控除等は度外視した計算になります。)
税制面でどっこいどっこいならば、ゼロカットシステムのある海外FX業者の方が有利と言えるので、年間で695万円以上の利益が出そうであれば、メイン口座を国内業者に移したほうが得策と言えるでしょう。
それくらい利益が上がる頃には、ゼロカットシステムが無くても安全にトレードできるスキルが身に着いているはずですし、国内のレバレッジ25倍でも十分な利益を出していくことができる元手ができているでしょう。
まとめると、少額資金スタートならば、年間の利益額が695万円までは海外口座がオススメで、それ以上になった場合は国内業者へ資金を移動した方がお得だと言えます。