スパイスの毒だしデトックス効果で脂肪燃焼!
最近は外国の食材や調味料なども手軽に手に入るようになりました。
料理が好きな人にとっては、見たことのない様々なスパイスが並ぶ棚を眺めるだけでも十分楽しめますね!
ところで、そのスパイスにデトックスやダイエットの効果があるのはご存じですか?
ここではあなたの家のキッチンに眠っているかもしれないスパイスの活用法をご紹介します。
デトックス療法に効果が高い「アーユルヴェーダ」では、身体の中の毒だしの方法がいくつかあります。
その中でもスパイスの活用は予防や治療など多くの効果が期待できることから特にオススメされています。
スパイスを活用することで消化力を高め、代謝が上がり、冷えた体を温める事が可能です。
もちろん脂肪燃焼効果も期待できるので、ダイエットにも活かせますね!
まず今回は、日常でも使いやすいスパイス5つをピックアップしてみました。
★ 生姜(ジンジャー)
しょうがは、料理の風味付や薬としても良く使われるスパイスの一つで、辛み成分が身体を温めて冷え性の改善や、生理痛、便秘にも効果的です!
使い方にもよりますが、パウダー状にしたものがより良いとされています。
また、唾液の分泌を促進して消化を助けたり、血液循環をよくしたりする効果もあり、吐き気、激しい腹痛、悪寒、風邪、リウマチの痛みを鎮める効果もあります。
料理ではお肉やお魚の臭み消しや薬味、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子にも美味しく利用できます。
アーユルヴェーダでは全ての体質(ヴァータ、ピッタ、カパ)に良いとされていています。
★ クミン
クミンはターメリックと同様カレー粉によく使われるスパイスで、インド料理の基本となる4大パウダースパイスと言われています。
食欲のでるクミンの芳香は多くのインド料理の香りのベースにもなっています。
クミンには苦味と辛味があり、消化を高めて食欲増進と消化の促進、吸収を促したり腹痛・胃の痛みの緩和、吐き気の改善など、とくに胃や腎臓を守るとされています。
さらに関節痛の緩和に加え、生理不順の改善にも効果があるそうです。
その他にも、アンチエイジング・強壮効果・免疫力改善・高血圧予防・糖尿病予防・殺菌作用・抗ガン作用・疲労回復・鎮静作用・駆風作用、そして、漢方では止血効果と様々な効果効能があります。
お料理の他、コリアンダー、フェンネルと一緒にお茶として飲むのも消化促進としておすすめです。
★ コリアンダー(パクチー・香菜)
独特な香りと味で好き嫌いがわかれるパクチーは、近年のエスニック食ブームで愛好者が増え「パクチスト」という名称もできるほど人気が高くなりました。
コリアンダーは種子の部分と葉の部分が使われ、種子を利用したコリアンダーパウダーはクミンやターメリックと同様にインド料理の基本となる4大パウダースパイスの1つです。
種子には柑橘系のさわやかな風味や柔らかな甘みがあり、主に健胃作用、整腸作用があると言われます。
スパイスでありながら身体を冷やす作用があるとされ、スパイスを摂り過ぎるとバランスを崩しやすい人にも安心して摂ることができるスパイスです。
葉の部分は、ビタミンB2やビタミンC、カロテンといった美肌に必要な成分が豊富に含まれており、ほかにもカルシウムや鉄分など、女性の健康・美容には欠かせない成分が含まれています。
また、強力な抗酸化作用があり、ガン予防・肝機能の回復のほか、老化防止(アンチエイジング)・血液浄化作用・発汗作用・利尿作用・興奮・刺激作用・駆風作用・消化促進・アレルギー・花粉症などにも効果効能があります。
コリアンダーは、美味しいからと言って極端に大量に摂取すると腎臓障害を起こすことがあると言われているので食べ過ぎに注意してください。
スパイスやハーブを積極的に取り入れて身体を浄化しよう
★ 黒こしょう(ブラックペッパー)
調味料の中でもかなりポピュラーな黒コショウは強力な殺菌・消毒作用があり、生ものをたくさん食べたときの解毒剤としても効果を発揮します。
黒コショウにはダイエットに有効な「ピペリン」と「モノテルペン」という2種類の成分が含まれています。
ピペリンは辛み成分でもあり、血管を広げて血行をよくする作用があります。
血行がよくなることで、全身に栄養や酸素が行き渡りやすくなるので代謝が上がって痩せやすくなり、冷えも解消され、老廃物の回収がスムーズになるので浮腫みも解消されやすくなります。
また、全身の代謝がよくなることで、内臓の働きもアップし、便秘も解消されやすくなります。
モノテルペンはコショウの香りを構成する成分の1つで、血行をよくする作用があります。
また、脳を活性化させる作用や「やる気」をアップする作用があるため、活力をアップしてダイエットをサポートしてくれます。
黒胡椒は、病気の原因とされる未消化物・毒素を溜めないようにする為に消化力を活性して毒素を排出し、食べ物の消化を促進する効果もあるので、胃腸が弱った時などにお料理と共に活用すると良いでしょう。
★ 長コショウ(ピッパリー・ヒバーチ)
この長コショウはインドから来ていてサンスクリット語では「ピッパリー」と呼ばれ、中国に渡って「ヒハツ」になり、石垣島に渡ったと言われているそうです。
沖縄ではヒバーチと呼ばれ、簡単に手に入るのでお土産としても人気があります。
長コショウは、他にもロングペッパー、ヒハツなど様々な名前で呼ばれています。
日本では沖縄本島や宮古八重山で古くから栽培・利用されており豚肉の臭み消しや、カレーの風味付け、また沖縄そばの薬味としても一般的に使われています。
強壮剤、また強精剤とされとても良く使用されるハーブの一つです。
消化力を刺激し食欲不振を解消し、さらに呼吸器系にも影響を与えるといわれています。
冷えや毒素を取り除く効果もあるので、冷え症対策のハーブとしても注目をされています。
コショウの一種なので胡椒と同じ辛み成分「ピペリン」を含有しており、ピリッとした辛みを持ちますが香りは全く似ていません。
少しシナモンに似たほのかに甘い、独特の香りがします。
沖縄そば、カレー等の他、うどん、蕎麦などにも合うので風味付に是非使ってみてください。
以上、スパイスを生活に取り入れてデトックス(解毒)し、夏までにすっきりボディを手に入れてください!