メイク(化粧)も働き方改革!? <資生堂>
毎年3月にアメリカ・テキサス州のオースティンで開催されているSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)というイベントは、インタラクティブ、映画、音楽の3テーマが中心のイベントです。
その一環で開催されたトレードショーで、今年は日本勢の出展が連日盛り上がっていました。
会場でひときわ注目を集めていたのは、オンライン会議やカメラを使った通信中の顔の映像に自動でメイクができるアプリ「TeleBeauty・テレビューティー」
近年増えてきた在宅勤務時に、スカイプなどでビデオ会議、打ち合わせ等をする際、ノーメイクでもメイクした顔で映し出される仕組みです。
在宅勤務の女性がしっかりとメイクをする手間や時間をなくし、より時間を有効に活用できるように考えられています。
資生堂のメイク技術等のノウハウやトレンド情報と、マイクロソフトの技術支援で開発された現代にマッチしたアプリです。
テレビューティーは、Skype等のビデオ通話で映る顔に「ナチュラル」「トレンド」「クール」「フェミニン」の4テーマからメイクを施してくれます。
実際に利用している映像を見て見ると、TeleBeautyが単なる「忙しいときのスッピン隠し」ではなく、普段の自分に合わせてスタイルを選ぶことのできる「バーチャルメイク」になっていて、これは凄いと感じました。
まさにバーチャルメイク!!
ワンクリックで好みのメイクパターンを自分の映像に反映でき、リアルタイムで顔の動きに連動します。
これを使う事で、メイクの手間が省けるだけでなく、照明環境、服装、カメラ性能などによって左右されがちな顔色を補正し、ナチュラルなお化粧で好印象な自分を演出できます。
イベント会場では性別や人種を問わず、簡単で実用的な点がとても人気だったとのことです。
確かに、このテレビューティーを使うことで時間が節約でき、更に気持ちの面での負担も減るのではないでしょうか?
忙しくイライラとしがちな家事の最中、メイクをする時間が省略できるだけでも嬉しいですね!
ちなみにこのアプリは、男性からも「肌色補正効果により、身だしなみに多くの時間を掛けないでもイキイキとした表情に写る」また、「時差のある海外との会議等の場合、早朝や深夜に身なりを整えるのは大変なので便利そうだ」と好評だったそう。
残念ながら現在このアプリは試験運用の段階で、今後の展開は未定とのこと。
業務の効率化や育児・介護などとの両立を背景に、自宅や出張先などをつなぐオンライン会議を採用する企業が増えてきているが、働き方の多様化が進み、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を応援するツールとしてさらなる向上が期待出来そうです。