「光目覚まし時計」とは?
光目覚まし時計とは、人工的に強い光を照射して体内時計をリセットさせて起床させる目覚まし時計です。
人間はたとえ眠っている時でも、まぶたの下の眼球の中の網膜で明るさ感じ取ることができます。
一般的な目覚まし時計は音で起こしますが、光目覚まし時計は太陽光に近い光をあてることで身体を覚醒させて起こします。
光は体内時計をリセットさせ、体に朝だということを知らせ目覚めさせてくれるのです。
(光と音、両方の機能がついている時計もあります)
光目覚まし時計と音の目覚まし時計の決定的な違いは、目覚めを促進する脳内物質であるセロトニンの分泌にあります。
光目覚まし時計はアラーム音が鳴らずに2500ルクス前後の光を身体に取り入れることにより、セロトニンを分泌させて目覚めを良くする効果があります。
人間は毎朝この光を利用して体内時計を整えています。
出典:武田薬品工業株式会社 体内時計.jp
一方、音の目覚まし時計は音を鳴らすことにより半ば強制的に目を覚ますことになりますので、ほとんどの方が目覚まし時計の音でドキッとして起きることとなります。
こんな悩みを抱えている人にオススメ!
こんな方におすすめ!
・アラームで起床できない(寝坊してしまう)
・朝すっきり目覚められない
・夜勤等、夜型の生活で寝起きが悪い
・起きても身体が重く、動くまで時間がかかる
・二度寝をしてしまう
・寝る時間と起きる時間が不規則で身体がキツイ
・とにかく朝がツライ
・不眠症などの睡眠障害
聴覚だけを刺激して起こす目覚まし時計では、一度目が覚めても、身体全体が目覚めるまで時間がかかったり、二度寝してしまうことがあります。
光目覚まし時計は目から脳を刺激するので覚醒しやすく、起床が楽になるのが特徴です。
さらに光が体内のリズムをリセットさせるので不眠症などの睡眠障害にも効果があります。
光目覚まし時計選び5つのポイント!
光目覚まし時計は少しお高めなので、時計選びは失敗したくないですね。
そこで光目覚まし時計を選ぶコツをご紹介します!
脳を刺激して目覚めを促す光の強さは最低でも2,500ルクス以上必要とされています。
ただし光目覚まし時計の場合は「最大照度」が2,500ルクスではなく、「光源から30cmでの照度」が2500ルクス以上必要ということです。
光目覚まし時計を使用する場合、通常枕元やベッドサイドに置いたりしますので、各家庭の寝室状況にもよりますが顔からある程度離れた場所に置くことになります。
そのため、最大照度が2,500ルクス程度では光源から顔までの距離が離れた場合、効果が下がってしまう恐れがあります。
では、2500ルクスとはどれほどの光でしょうか?
下記の表をご覧ください。
これを見ると2500ルクスとは、かなりの強い光であることがわかりますね。
光目覚まし時計がどんなに効果的であっても、しっかりと光が顔に当たらなければ脳は光を感じることができませんので意味がありません。
光目覚まし時計には、コンパクトな物や多様な設置方法の物、大きめで照射範囲が広いものなど色々ありますので寝室の環境に合わせ、適切な物を選ぶ事が大変重要です。
光目覚まし時計といっても、安価なものからかなり専門的な物まで様々あり、価格も機能も全く違います。
安価な光目覚まし時計のなかには、目を守る保護レンズがついておらず目に悪影響を及ぼしかねない物もあります。
また、蛍光灯を使った光目覚まし時計の紫外線についても気になるところです。
このようなリスク対策をしっかりしている光目覚まし時計を選びましょう。
蛍光灯を使用する光目覚まし時計は長く使用すると消耗し交換が必要です。
また、人がぶつかったり地震などで倒れた場合、頭部に倒れてくることを考えると大変危険です。
このような点から個人的には、蛍光灯を使用する光目覚まし時計よりもLEDを使用したものをお勧めします。
LEDを使った物は比較的小さくても強力な光量を発揮し、商品にもよりますが、LEDの耐用年数は10万時間とも言われます。
光目覚まし時計の価格は決して安くはありませんので、保証の面もしっかり確認してください。
光目覚まし時計は日照時間の短い欧米製品が多いので、アフターサービスの部分も購入前に必ずチェックしましょう。
また、価格が安いものであっても並行輸入品の光目覚まし時計は購入前の保証内容の確認は必須と言えます。
ここでは、光目覚まし時計についての説明と選び方について紹介しました。
別記事にて、おすすめの光目覚まし時計単キングもご紹介したいと思っています。