車で外出中に自動車事故に遭いその際に一緒に乗っていた猫が驚いて逃げ出した。
あたり一面ビニールハウスに囲まれた農道で、300Mほど先に、運送会社と、農協関係の倉庫が2件あるだけで、あとは見渡す限り畑のみの場所である。
人通りもほとんどなく、チラシを使っての情報提供のお願いもあまりできない状況で、捜索は難航したが、結局発見、保護された場所は、飼い主さんが時間帯を替え何度も探したという運送会社の倉庫だった。
遠く離れた民家も捜索し、ポスター、チラシ、聞き込み等で当たってみたが反応は薄かった。
やはり倉庫しかないと狙いを定め、夕方にマタタビ、スルメを火で焚き、ニオイで刺激する作戦が功を奏した様で、その日の夜10時過ぎに、倉庫の夜勤の方からの目撃情報があり、発見、保護に至った。
いつも不思議に思うのが、猫の場合何度探してもいなかった本当に呆れるくらい近くで、最終的に発見されているケースが多い。
倉庫内に積まれているパレット一枚一枚、床下から屋根まで徹底して探したが、姿を見せることはなかった。
猫とは、外敵から身を守るため、自分の存在までも消してしまうことができる本当に用心深い、忍耐強い生き物だ。
◎逃げてから6日目の夜に無事保護!